論理と感情をつなぐ、私のコンサルティングの流儀
見えない世界への好奇心と、共感力がコンサルティングの原点
学生時代、忘れられない出来事がありました。混雑した電車の中で、他の乗客に飲み物をかけられてしまい、困っていたところ、駅員さんが親切にも駅の宿直室にあるシャワーを貸してくれました。通常は立ち入ることのできない駅員室の奥へと案内されたとき、普段見ることのできない世界の裏側に強い興味を持ちました。
それ以来、飲食店や小売店のバックヤードではどのようなことが行われているのか、工事現場の幕の向こうでは何が進められているのかといった、表からは見えない部分に関心を持つようになりました。この好奇心が、やがて企業の経営や組織の仕組みを深く知りたいという思いにつながり、コンサルティングの道を志すきっかけとなりました。
経営コンサルタントとしてのキャリアは10年を超えましたが、今でも「通常は見ることのできない裏側を知る」「深く掘り下げる」「経営者とともに考える」といった姿勢を大切にしています。そして、事象を整理し、新たな気づきを得ていただける瞬間こそが、コンサルタントとしての成長につながると感じています。それは、この仕事の面白さであり、やりがいの詰まった瞬間でもあります。
コンサルタントとして独立した後、ある経営者の方から「EQ(心の知能指数)が高い」と言っていただいたことがありました。経営者の話にじっくり耳を傾け、共感し、その方の立場になりきって悩みを整理し、問題や課題の解決策を導くことを大切にしていたからこそ、その言葉をいただけたのだと思います。以来、その言葉を大切にしながら支援にあたっています。
ただし、心情だけでは経営を好転させることはできません。事実に基づいたコンサルティングを心掛け、感情と論理のバランスを取りながら、次の一手につなげる支援を行っています。
ビサイドネクサスは多様な専門性で経営の未来を支えます。
ビサイドネクサスでは、経営戦略の立案支援を担うメンバーが中心となり、さまざまな業種の企業や団体を支援しています。各メンバーが豊富な知見と経験を持ち、幅広く・深く対応できることに加え、弁護士・会計士・社会保険労務士などの士業をはじめとする専門家とのつながりも強く、必要に応じて迅速に連携した支援を提供できることが特徴です。
企業経営は永続していくものです。その持続的な発展を支えるビサイドネクサス自身も、成長を続け、永続的な価値を提供できる存在でありたいと考えています。